新学期が始まり、小学6年生を対象にした週末10問テストが再開されました。
このテストは、現在学習中の単元に加え、小学5年生で習った重要内容の復習も含まれています。週末にご家庭で実施していただく形式で、10問中7問正解で合格としています。
合格に満たない場合は、火曜日に早めに来て再テストを実施します。なお、4月中は再テストを行わず、まずはテスト形式に慣れてもらう期間としています。解答解説をよく読み、解説授業をしっかり聞いて理解を深めることを重視してください。
「中3の質問=小5・小6の復習?」
今日も中学3年生から数学の質問がありましたが、ふたを開けてみると小5・小6の内容が分かっていればすぐに解ける問題ばかりでした。それだけ、小学生の算数の土台が中学以降の数学に直結しているということです。
小学校算数と中学数学の“つながり”
実際に、小4〜小6で学ぶ算数の内容は、以下のように中学数学の基礎へと自然につながっています。
小学校での学習内容 | 中学校での関連単元 | つながりのポイント |
---|---|---|
小4:折れ線グラフ/面積・体積 | 関数のグラフ/空間図形 | 数量変化の表現や図形感覚の基礎になる |
小5:割合/単位量あたりの大きさ | 方程式の文章題/比例式 | 式の立て方や「1あたり」の考え方が土台になる |
小5:速さ・時間・道のり | 一次関数(速さのグラフ) | グラフの傾き=速さという感覚に直結 |
小6:拡大図・縮図/比 | 相似な図形/比例関係 | 中学の図形問題や関数の基礎概念にそのまま接続 |
小6:分数のかけ算・わり算(文章題含む) | 式の変形/連立方程式 | 式処理の基礎力(逆算や構造理解)に直結 |
小6:データの読み取り(平均・中央値など) | 資料の活用・確率 | 統計・データ分析の導入として機能する |
習熟するなら“今”
中学生になってから「割合が苦手」「グラフがわからない」と言っても、実はそれは小学生内容の理解不足が原因であることが少なくありません。特に中3で数学が伸び悩む子の多くは、小5・小6の算数が曖昧なまま中学内容に入っているケースが見られます。
だからこそ、小学生のうちに「なんとなく」で終わらせず、しっかり理解し、習熟しておくことが何より大切です。
10問テストは、その第一歩
週末10問テストは、中学数学にもつながる重要な算数の“基礎固め”です。今のうちから、1問1問を大切に解き、「解けた!」「わかった!」という手応えを積み重ねていきましょう。
小学生コース、体験受付中!
歩実塾では、小学4・5・6年生を対象にした各コースを開講しています。
- 小4:算数・国語(週1回)
- 小5・小6:5教科指導(週2回)
中学トップ層を目指すための土台づくりに、早めのスタートをお勧めしています。
体験授業・面談は随時受付中です。お気軽にお問い合わせください!
