途中入塾ってきつい? という話

「もう今からじゃ遅いですよね?」
「みんな先に進んでいるし、途中から入ってもついていけますか?」

この時期になると、こうした相談をいただくことがある。

結論から言えば、途中入塾=厳しい、とは限らない。

もちろん、3月から積み上げてきた内容がある以上、最初は差がある。
これは当然だ。

学校の部活でもそうだろう。
3月から練習しているチームに、途中から入れば差があるのは当たり前。

だが、そこで「もう無理」となるかどうかは別の話だ。


こちらは“足りない部分”を見つける

塾で指導していれば、その子に何が足りないのかは比較的すぐ見えてくる。

英語の文法なのか。
単語力なのか。
数学の計算なのか。
文章題への対応力なのか。
そもそもの勉強量なのか。

「この子はまずここをやるべきだな」が見えてくる。

だから、やるべきことはこちらからはっきり示せる。

まずこの単元をやろう。
この問題を毎日解こう。
単語はここまで覚えよう。

曖昧に「頑張ってね」で終わらせるわけではない。


差が埋まるかどうかは“素直さ”

問題は、そのあとだ。

こちらが示したことを、素直にやれるかどうか。

ここで結果はかなり変わる。

途中入塾で伸びる子は、変に言い訳をしない。

「それはやったほうがいい」と言われたらやる。
「ここが弱い」と言われたら埋める。
「毎日これを続けよう」と言われたら続ける。

シンプルだが、これが強い。

逆に、

「でも学校の宿題が…」
「別の教材をやっていて…」
「時間がなくて…」

こうなると厳しい。

優先順位を間違えるからだ。


追いつくことは可能。抜くこともある。

途中入塾=不利。

そう思われがちだが、実際はそう単純ではない。

危機感を持って入ってくる生徒は、集中力が高いことが多い。

このままではまずい。
何とかしなければ。

そういう意識がある分、吸収も速い。

やるべきことを明確にして、それをきちんとこなしていけば、先に進んでいた生徒との差は縮まる。

追いつくことは十分可能。

そして実際、抜いていくことだってある。

スタートの早さだけで勝負が決まるほど、勉強は単純ではない。


ただし、“ラクに”はない

ここは誤解してほしくない。

途中から入る以上、埋めるべき穴はある。

追加で覚えることもある。
人より多く解かなければならないこともある。

当然だ。

だが、それを受け入れて動けるなら、スタートが遅いことは致命傷ではない。


結局、差を埋めるのは行動

「途中だから厳しい」のではない。

言われたことをやるかどうか。

そこだ。

塾としては、その子に必要なことは見極める。
何を優先すべきかも示す。

あとは、それをやり切れるかどうか。

そこが分かれ目である。

このままではまずい。
何とかしたい。
本気で変わりたい。

そう強く思っている生徒諸君。

せっかく勉強するなら、ただ時間を過ごす場所ではなく、本気で伸びる環境を選んでほしい。

やるべきことを明確に示し、甘さをごまかせず、きちんと前に進める環境。

そんな場所で、本気で勉強してみませんか。

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