雑感– category –
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「たったこれだけの指示」さえ守れないという現実
先日、中学3年生に次のような指示を出した。 空欄に入れるのに最も適切なものを、1,2,3,4の中から一つ選び、英文を訳しなさい。 シンプルで、誰が見ても明確な指示だと思う。「これだけなら、さすがに全員できるだろう」と思っていた。だが、現実は違っ... -
いちいち言う子は、伸びるんです!
勉強ができる子と、できない子。その差は、意外なところにあらわれる。たとえば——「いちいち言うかどうか」。声に出して確認する癖がある子は、なぜか伸びる。逆に、何も言わず、何も確認せず、ただ黙々と作業だけしている子は、なかなか伸びない。 電車の... -
「なぜ伸びないのか?」──見ればわかる、伸びない子の共通点
どんなにいい教材を使っても、どんなに分かりやすい授業を受けても、まったく伸びない子というのは、実在します。なぜなのか?理由は簡単。行動・態度・思考すべてが、成長の足を引っ張っているからです。 今日はそんな「伸びない子」の典型的な特徴を、ま... -
子どもの口調に表れる、親の関わり方の“質”
■ 子どものひと言ににじみ出る「家庭の教育観」 教室で、こんなやりとりに出くわすことがある。 「あの…うちの親が、それはやらなくていいって言ってて…」「先生、それはちゃんと話してくれって、親が言ってました」「ぼくはいいけど、親が怒るので…」 本... -
「明日どうするか」が書かれていない振り返りは、無価値である
歩実塾では、日々の振り返りを書いてもらっている。GW期間中は、使用する接続詞も各自で設定してOKだ。だが、それは内容の“自由化”を意味しない。 よくある失敗例が、「今日はまあまあ頑張れた」「また明日もがんばります」といった、抽象的な感想文。だが... -
「自分でやれます」の落とし穴──それ、本当に“自立”ですか?
■ はじめに 「自分でやれます」──とても頼もしい言葉に聞こえます。でも、実際に成績が伸び悩んでいる子ほど、この言葉をよく口にします。なぜでしょうか?今回はその“自力”の正体を、少し掘り下げてみたいと思います。 ■ 自立じゃなくて、ただの“ひとりよ... -
入塾基準について
歩実塾では、昨日5月のスケジュールと募集案内を発表いたしました。中学生の入塾に際しては、難関SKコースには中学1年生の段階から、また中学2年生以降はすべての生徒に対して入塾基準を設けております。 この基準は、「一緒に本気で学んでいくための最低... -
深夜特訓講座・信じちゃった事件簿
読解力がないと、こうなる! こんにちは、歩実塾です。 先日、4月1日のブログで「深夜オンライン特訓スタート!」という内容を掲載しました。 「23:00〜翌朝6:00、Zoomで朝までとことん付き合います!」「寝落ち厳禁」「夜食は各自🍙」などなど…。 ... -
勉強体力を鍛える場、それが歩実塾である
「疲れた」「今日はやらない」「明日から頑張る」 ――そんな言葉を繰り返しているうちは、成績は上がらない。 本当にできる生徒には、明確な共通点がある。 休まない。食らいつく。淡々と続ける。 疲れていようが、気分が乗らなかろうが、決まった時間に机... -
たかが挨拶?
「こんにちは」「さようなら」「ありがとうございました」歩実塾では、あいさつを強制しているわけではありません。でも、生徒たちは自然とそう言ってくれます。昔からずっと、そういう空気がありました。 ところが、ここ数年。入塾の問い合わせや体験に来...