雑感– category –
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勉強がつらいのは、量が足りないからだ(後編)──量の現実:上位層はどれだけやっているのか
前回の話を読んで、こう思った人もいるかもしれない。 「でも、どれくらい勉強すれば“足りる”の?」「まわりの子って、本当にそんなにやってるの?」 今回は、そんな疑問に答えるべく、“上位層が実際にやっている学習量”を具体的に見ていく。 授業以外の「... -
勉強がつらいのは、量が足りないからだ(前編)
「勉強がしんどい」「集中できない」「頑張ってるのに成果が出ない」 そう感じる子は多い。でも、それって本当に「やり方の問題」なのだろうか。 「効率が悪いから?」「向いていないから?」「教材が合ってないから?」 ……違う。そもそも、やる量が足りて... -
「うちの子には無理」から始まる、成長を止める思考
「うちの子には○○があるから、無理なんです。」 こうして最初から限界を定め、可能性にフタをしてしまう家庭は少なくない。集中力がない、体力がない、部活がある――いずれももっともらしく聞こえるが、その時点で成長の道は閉ざされる。 今できないのは当... -
「逆転合格」などありはしない
「逆転合格」——なんと都合のいい響きだろう。模試では結果が出ていなかったけれど、本番には間に合った?そんな奇跡が本当にあるとでも? 春の段階では「スタートダッシュこそすべて」と謳っていた塾が、秋になると今度は「まだ間に合う! 逆転合格のラス... -
細かい要望を通したいなら、自販機型の塾へどうぞ
細かい要望を聞いてくれるのは、やはり大手塾です。コースは多彩、生徒数も多い。そしてなにより「やめさせない努力」も徹底している。だからこそ、少しの不満も見逃さず、保護者や生徒の声にとにかく応えようとします。 たとえるなら、大手塾は大型の自販... -
「失敗させろ、恥をかかせろ」―親の関与が子どもの成長を止めるとき
親が子どものためを思って、つい口を出してしまう―それ自体は自然なことです。ですが、あれやれ、これやれ、と細かく指示することを繰り返していると、子どもは「言われなければ動けない人間」になってしまいます。 分からないことがあったら、自分の頭... -
〆切は守るべきものである
■ テストにも、入試にも〆切がある テストは、制限時間を過ぎて解き続ければ失格となる。これは誰にとっても明白なルールである。入試も同様だ。「その日までに、合格できるだけの実力を身につけて来い」と求められている。その〆切に間に合わなければ、不... -
部活動、どうするべき?
今日、入学式の生徒も多かったのではないでしょうか。いちばん近くの中学校でも入学式だったようです。 ということで新年度が始まり、「部活、どうしようかな?」と悩む生徒・保護者の方も多い時期です。歩実塾では、「部活をするな」という立場はとってい... -
「通い放題」が成績格差を生む理由
やる気のある子だけが得をするシステム 「通い放題」は、一見すると魅力的な制度に見える。勉強したい子にとっては、時間を気にせず、好きなだけ学習できる理想的な環境だ。 しかし、問題はやる気のない子はそもそも来ないということ。結局、通い放題の恩... -
テスト返却日に現れる“言い訳くん”へ
テストが返却されたとき、こんな言葉を漏らす者がいる。 「こんなはずじゃなかった」「本当の自分はこんなもんじゃない」 しかし、残念ながらそれは幻想である。返ってきた点数こそが、今の実力であり、厳然たる事実である。 いくら悔やんでも、いくら理想...