受験、合格までのサクセスストーリーを頭の中で描くのは楽しい。
こんなカリキュラムで、こんなふうにして段階的に実力をつけさせる、などなど。
それはテキスト選びから始まったりする。
すでに使用テキストは選定済み。
公立上位校を目指すのだけれど、最初っから難しめのテキストで突っ走ったりしない。
歩むのだ、ここは。
じっくりとテキストと格闘してもらう。
そのなかで読解力もつけていってもらう予定だ。
読解力は国語のテストのためだけにあるのではない。
さて、テキストが決まったら、カリキュラム。
ガッチガチに組むことは可能だが、やめた。
臨機応変さ、アドリブがないとつまらない。
これまでも大枠は決めておいて、その時々の進め方はその年々で変えてきた。
今回もそうするつもりである。
来てくれた生徒の学力の状態を確認し、そこから到達ゴールまで、どのようなルートをたどるのがいいか、考えながら進めていく。
途中、この道ではいけないとなったら、別の可能性を考える。
ゴールへの道は1つではないはずだ。
これは集団であっても、状況を見ながらの柔軟な指導は可能だと思う。
また、全科目一人で教えるのだから科目間の垣根も取っ払うことも可能。
よって、時間割に教科名は入れていない。
そんなふうにして、一人一人に時間をかけ、学力と得点力の向上にこだわっていく。
・
・
注 こんなことを書くと、一人一人に寄り添った指導というフレーズが思い浮かぶかもしれませんが、「寄り添う」という言葉には違和感を持っています。このことはいずれ書くかもしれません。