川崎駅西口すぐ、週5回の徹底指導の学習塾、歩実塾です。今日は、新しい英語教科書の話第2弾です。
前回書いたのは、新しい教科書のもとでは、中学3年間でどれだけ文法が加わり、単語量が増えるかという話でした。
結論としては内容が多少膨らむがやるべきことをやっておけば大丈夫というものでした。
来年度から新しくなる教科書、問題はその内容ではありません。
やばいなと思うのは、その学びはじめです。
そう、初っ端、中1のスタート時です。
なんといきなり最初の課から
・一般動詞
・助動詞can
・命令文
動詞関連だけでもいきなりこれだけのものが登場ではありませんか!
あー、もうびっくりです。
現状の教科書でもコレです➡苦手になる時期
それなのに、小学生のころにやっているから大丈夫でしょと言わんばかりのてんこ盛りスタート。これは混乱してしまいます。
脱落者、英語難民、これ、確実に増えますね。
その意味では、中学への入学前に英語を塾などで学ぶ必要はあるでしょう。
ただし、ただ塾に行けばいいというものではありません。
そこで何を学ぶか、です。
学校と同じように、なんとなく慣れようというのでは、この混乱、収まりません。
英検を取ろうというのも、違います。
これまで小学校の段階で英検5級、4級、3級取りましたという生徒は何人も指導してきましたが、そのほとんどが簡単な文法問題に取り組ませると、ボロボロ間違えます。結局何もわかっていない(単に単語を知っていただけ)のが実情なのです。変な癖がついている分、修正するのに手間取ります。
有効なのは、現状の教科書の1学期で学習する文法事項を小学生の時に徹底して反復していくことではないかなと思います。
例えば、be動詞を使った文から否定文や疑問文が作れるか。その答え方ができるか。これをパターンプラクティスとして何度も反復させる。このとき、「主語」「動詞」といった概念も導入します(これを全く意識していないがためにつまずく中学生のなんと多いことよ)。
これが一瞬にしてテキパキできるようになったら、次は一般動詞を使った文に移り、同様に否定文や疑問文が反射的に作れるまで反復させる。
そして、be動詞と一般動詞を混ぜてできるか、これを飽きるまでやっていく。
同時に単語のつづりと発音の関係も教えながら、単語の読み書きでつまずかないよう指導する。
こんな形で半年間鍛えれば、苦労することなく中学生を迎えられるかなと考えております。
小学6年生、英語については以上のような内容で、9月から始動いたします。
ブレない基礎力が身につきます。