合格体験記 ゲームから抜け出したその先に

今回は横浜サイエンスフロンティアに合格した生徒の体験記です!

中学1年生の時はほぼ学校の勉強などをせず、遊びほうけていました。それが原因で数学は比例・反比例や方程式のやり方や意味すら分かっていませんでした。実際、定期テストの点数は入学時の91点から45点まで下がっていました。他の教科も同様の状態でした。そんな状況でも結局は勉強しないというほどのんきでした。自分はオンラインゲームにはまってしまい、毎日戦争ゲームにおぼれていたのでした。

ゲームにはまり、勉強そっちのけ。数学は45点まで下がっていたが、5教科でも合計300点台前半。そのまま放置しておくと生活のリズムは狂いっぱなし、勉強どころの話ではなくなり、元の生活に戻るのは不可能、もしかするとそんな道をたどった可能性も無きにしも非ずの状態だったようです。そんな彼を見かねて声をかけたのはもちろん保護者様。また彼にも「このままだとまずいな」という意識が1ミリでも残っていたのも、幸いしました。

そんな状態のなか、中学1年生の終わりに入塾しました。週5日の勉強に急に変えるのは最初は肉体的に大変だと感じました。1年間さぼってしまった代償はとても大きく、週5日、通塾するのがやっとというのが現実で、自分の至らなさを思い知りました。

しかし、これが週2とか週3の塾であれば、すきを見てはまたゲームとなったのかもしれません。週5指導の塾を選んでくれたお父さんお母さんに感謝ですね。
入塾当初、英語・数学を中心に問題に取り組んでもらったのですが、なかなか思うように進まず、首をひねりながら、書いては消すを繰り返していたのを思い出しました。勉強する感覚が鈍っているようでもありました。

が、中学2年生の夏休みの終わりくらいからようやくペースがつかめてきました。勉強のしかたでもこうやったらいいというのが見えてきたのです。それでも、数学では1年のブランクが足を引っ張り、なかなか安定せず、塾では居残りをして少しでも挽回しようと心がけました。

勉強はやはりリズム。数学での挽回は時間がかかったようですが、それでもリズムをつかむと早いものです。2年生のときの成績を見てみましょう。塾内で実施している全国テストの成績の推移です。右肩上がりでぐっと伸びているのが分かります。また、本人が受験を終え、振り返ってもらったところによると、自己流で勉強していたら、やり方も浅く、おそらくたいして伸びなかったろうとも言っていました。

3年になって主戦場を全県模試に移しますが、中3スタート時は5科偏差値67からスタートし、その後中3夏明けには5科偏差値73を記録、その後やや低迷するも何とか最後の塾内模試で偏差値75まで持っていき、横浜サイエンスフロンティア高校に合格したのでした。

一方、入塾してからも家庭との関係については以下のような言葉も。

今から振り返って考えてみると、一番大変だったことは、家族との口論です。勉強に向き合う姿勢や生活習慣について毎日口論をしていて、そこでストレスがたまってしまい大変でした。

この点について改めてインタビューすると…

「いいアドバイスもあった。運動をやめて夜眠れなくなったとき、朝起きて運動したら? とか。でも週5回塾で勉強していて、休みの日をどうするかについては、自分の必要に応じてやれる自信はあったので、『そんなのんびりしていて大丈夫?』と言われると、ちょっと言い返したくなった」

のだそうです。

子どもの性格や、結果を出している出してないによって家庭内での対応の仕方は変わって来るかと思います。今回の場合は中1のころの自堕落ぶりがありましたし、入塾後もやらかすことがあったので、つい言ってしまいたくなるという気持ちも分かります。この辺の距離感はホント、難しいですね。

さて、最後、次のようにまとめてくれました。

塾で朝から晩までの勉強は肉体的には大変でしたが、精神的には充実していました。ゲームは飽きるけれど、勉強で飽きるということはありません。
しかし、直せなかったことがあります。それは、自己管理が甘いところです。今までは、塾の先生方がいろいろサポートをしてくださいました。しかし、高校に入ると自分で決めていかなければならなくなります。中3になってからも物忘れや、寝坊、体調管理の悪さ、時間に対する危機感の薄さなどが表れていました。高校生になればそういった点をできるかぎり直し、崩さないように心がけていきたいです。

そう、まだまだ改善点はあり、その意味ではさらに伸びていく可能性を秘めています。自分で自分を律して、さらに大きな花を咲かせてほしいと思います。
横浜サイエンスフロンティア合格、おめでとう🌸

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