内申はどれだけ大事か?

学年末の結果も出たことだし、内申点の持つ意味を、

①公立入試
②公立の抑えとしての私立入試
③私立第一志望の場合の入試

に分けて考えてみたい。

公立志望 公立入試

公立高校を第一に考えている生徒にとっては、必ず内申点は考慮されるので、いい成績であるに越したことはない。

一方で、中2の最後の成績から入試の合否判断に加味されるというのを知らない子もいるのではないか。だからのんびりしている可能性だってある。

入試の内申点の1/3は中2の成績だ。

このことはしっかり覚えておこう。

公立入試における内申の割合はどうかというと、高校によってまちまちだが、主だったところを挙げると、

横浜翠嵐  23%(7.7%)
柏陽    25%(8.3%)
横浜サイF 25%(8.3%)
横浜緑ケ丘 33%(11%)
多摩    33%(11%)
川和    36%(12%)
横浜平沼  45%(15%)

となっている。(  )内は中2の内申の占める割合だ。

以上は特色検査を行う高校ばかりだが、特色検査を行わない上位校はどうかというと、

神奈川総合(個性) 30%(10%)
市立金沢      30%(10%)
神奈川総合(国際) 33%(11%)
新城        50%(16.7%)

となっている。

すべて合格者の9割を選考する1次選考での数値だが、以上を見て高いと感じるか、低いと感じるか。

また去年、各高校の合格者が平均してどのくらいの内申だったかというと、

高校名2年+(3年×2)45点満点換算
横浜翠嵐127.242.4
柏陽127.242.4
横浜サイF120.440.1
横浜緑ケ丘127.342.4
多摩123.641.2
川和128.742.9
横浜平沼120.840.3
神奈川総合(個性)124.941.6
神奈川総合(国際)121.940.6
市立金沢118.039.3
新城119.639.9

この数値を見ると、上位校を目指すには9教科で40は欲しいというのが実情だろう。

中2ですでに学年末の結果が出た子は、例えば多摩高校に行きたいけれど、今回37だったとしたら、

(123.6-37)÷2と計算してみよう。

そうすると、3年の目標ができる。この例だと、43程度が3年の目標となるわけだ。

なお、1次選考を中心に話を進めたが、2次選考については→こちら
成績表の「主体的に取り組む態度」がクローズアップされることになる。この評価が低いと、敗者復活戦の意味合いのある2次選考も突破できないことになる。

公立入試を中心に話を進めたが、公立高校を受験する際に抑えとなる私立高校選び、実はこちらの方で内申点は公立入試以上に大きな意味を持つことになるということは知っておこう。

ということで次へ。

公立志望 私立高校選び

いわゆるすべり止めにする私立。これはどうやって選ぶのか?

それはひとえに内申点で選ぶのである。

併願優遇とか併願確約という制度があって、これは内申点が〇〇以上だと合格を保証するというものだが、これを利用するのだ。

利用するメリットは、公立が不合格の場合でも進学先が確保できるし、何といっても私立対策をしなくていいというのが挙げられる。全力で公立入試に向けての勉強ができるのだ。

だが、この内申点が曲者。ハードルが高いのだ。

これを考えると、やはり内申点はバカにできない。

各高校がどれだけの内申を要求しているかは、限定ブログ「主要私立高校併願基準2024」のほうに書いておきます。PWは歩実塾のオープンチャットのほうに流します。

公立は内申点が上位校であれば3割前後しか考慮されないので、あまり気にしなくていいという言説もあるかと思うが、抑えの私立を考えたとき、さらには試験場に向かう際、自分は内申がないんだよねと思って向かうのと、内申はもう大丈夫と思って向かうのでは、心理面で大きな違いが生じるはずだ。

その意味でも、内申点は取れるだけ取っておきたいのだ。

そして、歩実塾ではそのための時間はたっぷり与えている。ただ与えられた時間やチャンスをものにするかどうかは、君次第。誓約書まで書いてやらないのであれば、それはもう残念というしかない。覚醒を待つ。

私立第一志望

大学の付属高校を第一志望にしている場合は、内申はほぼ関係がない。
ほぼ、というのは内申に1や2があったり、欠席が2桁を超える場合は、不合格になる場合があるので。

当日の入試の得点ですべては決まる。

だから、内申点を上げるエネルギーを、入試に向けての勉強に充てたい。

それはよく分かる。

ただ見ていると、内申点も中途半端、入試に向けての勉強も中途半端というのがいやしないか?

入試一本勝負の実力勝負の世界で、これでは勝てない。

日ごろの小テストから満点を取り続ける努力をすること。そして実力テストや模試で結果を残すこと。
再テスト対象者になるなど論外である。

これが内申と引き換えに求められる。

内申を捨てた場合、実力に頼る以外、もうあとがないのだという自覚は持ってほしい。

なお、第一志望校が推薦入試を行っている場合は、やはり内申の基準がある。

受験のチャンスが増えるわけだから、その基準となる数値は気にしておきたい。

いろいろ書いてきたが、内申というのはセーフティネットのような役割を果たすと思う。

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