塾に通って、勉強している気になってしまい、
結局何の身にもなっていない子は多い。
通っているだけじゃダメだよね、と分かっている子は、
学習した内容を定着させるべく、演習を中心に勉強を追加し、加速させていく。
休みの日にどんな勉強をしているかを見てみれば、それは明らか。
例えば、4月後半、塾のない日に、
トップ校に受かるような中3の子はどんな勉強をしていたのだろうか。
【英語】
塾テキスト 40分
教科書U1,2復習 5分
長文音読 20分
【数学】
小テスト直し 30分
学校ワーク 60分
【国語】
塾テキスト 30分
学校の漢字ドリル 35分
【理科】
予定していたもののやれず!
【社会】
塾テキスト 60分
小テスト直し 10分
こちらからやれと言われた課題は本当に少ない。自分で学校の勉強やら、これまでの復習を自主的に付け加えている。
合計時間は4時間50分。
それでもやるべきことはやれてない(理科)➡これが悔しくて、GWとんでもない学習につながっていく。
これが春先、全県模試で5科偏差値が55だったとするなら、これくらい勉強しないとトップ校には届かないよね、となるだろうが、
すでにこの時、偏差値70に迫ろうとしている段階での勉強量だということを忘れてはいけない。
それ以下の成績の子が、例えばわずか1,2時間の勉強量だとしたら、
いったいいつになったら追いつけるというのだろう?
それで太刀打ちできるのだろうか?
また、上の内容を見て、まねる子も出てくるだろうが、それはいただけない。
なぜなら、やるべきことは人それぞれだからだ。
テスト結果などから自分のやるべき課題を書きだし、それを日々の勉強に振り分け、ただひたすら実行していく。
その書き出しが自分に忠実であれば、そして行動力さえあれば、
おのずと勉強時間量も増えてくるはずだ。
なお、1,2年でこれだけの量をこなしていれば、逆に無双できる。
周りがエンジンかかる前にどんどん突っ走っているのだから、
そりゃ、勝てるわけさ。
まれに時間をかけた割に伸びないケースもあるが、それはただノート整理をしただけで終わってる場合などが当てはまる。
理解しようとか、覚えようとかいう意識が欠けた勉強(=それによって何ができるようになるのか?が欠けた勉強)は避けたい。