高校の大学合格実績は、
いろんなところで目に触れる機会があるけれど
この合格実績が案外曲者で、
例えば、
実際にはA君が早稲田大学の7学部に合格し、
Bさんが同じく早稲田の3学部に合格していれば
実際には2名しか受かってないのに、
10名の合格者がいるかのような錯覚に陥ってしまう。
だから○○大学なんて簡単だよねという勘違いも生まれる。
だから、合格実績ではなくて
どこに「現役」で「進学」しているのか、のほうが
よりその高校の実情を反映していることになるだろうし、
大学入試の難しさもリアルに把握できるだろう。
ということで、今回、神奈川公立高校のツートップである
横浜翠嵐と湘南高校、
現役での進学先はどうなっているか、
円グラフでまとめてみようとしたところ、
昨年参考にした週刊誌のうちの1つ、「週刊朝日」は先日廃刊しており、
今年は「サンデー毎日」に頼るしかなくなった。
データは「サンデー毎日7月2・9日合併号」から拾った。
で、その「サンデー毎日」、翠嵐については、
未集計または未回答の高校ということで、掲載がなかった。
ということで今年は湘南高校だけ、どうぞ。
難関国立は
東大・京大・北海道大・東北大・名古屋大・大阪大・九州大・東工大・一橋大・神戸大の計10校。
GMARCH+理科大は
学習院大・明治大・青山学院大・立教大・中央大・法政大と東京理科大。
日東駒専は
日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学となる。
上のグラフで注意すべきは緑色の「その他」。
ここには「国公立大学」「早慶上智・GMARCH理科大・日東駒専」以外の大学に進学した生徒もいれば、
浪人になった生徒もいるのだが、
湘南高校であれば、そのほとんどが浪人と考えてよい。
さて、2023年は国公立進学者が前年に比べやや減り、私大進学者が増えた。
湘南高校に入学したからには、
何が何でも難関国立、そうでなければせめて早慶と考えているなら、
上位4割には入ってないといけない。
国公立しか考えていないという場合、現役で進学できるのは約3人に1人。
大学進学、甘くはないのである。
昨年度の「翠嵐・湘南」の現役進学実績は→こちらをクリック