いらぬ世話はしないことだ

ニワトリのひながかえるとき、ひなは自分のくちばしで卵の内側から殻をつついて生まれてくる。

親鳥が外側から割って出してやるということはしない。

あるいは

マユの中でさなぎになったカイコが脱皮してガになり、外に出ようと糸をかき分けて出てこようとする。

これを見て、少しでも楽にしてあげるため、はさみでマユを切って穴をあけてやろうとすれば、

「いらぬ世話はしないことだ」

と自然の深い知恵を知っている方なら、一喝するだろう。

そう。

自分の力で殻を破り、自分の力でかわを脱がなければ、強く生きていけないのだ。

そういう文章を

今日、小6は読んだ。

人間も同じじゃない?

そう気づけただろうか。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次