先取りしておく必要のある科目の筆頭格は英語だといわれている。
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小学校で学習する英語と中学に入ってから学習する英語の間にギャップがあるので
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早めに取り掛かっておきましょうというもの。
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その通りだと思う。
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しかし、
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これが小学生の時のうちに「英検〇級」を取っていないとダメだ
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というふうに変換されていると危険だ。
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英検なんて普段の学習のついでに取るものであって
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先取り学習の目標にするものではない。
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急いで取ろうとすると
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いびつな形の勉強法に頼ってしまうことになる。
手っ取り早く、これだけでいい、みたいな。
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小さいころにそれが身についてしまうと
一切のムダを排除する考え方もこれ。
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それを振りほどくのは難しい。
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実際にはたいしてできもしないのに、
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英検取得によって得意になっているつもりでいると
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ますます改めることをせず、結局、伸び悩む。
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一体何のための英検取得だったのか。
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塾の実績づくりのため？
わが子の英検取得を誇るため？
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いやいや、もうちょっと根本的な部分を考えましょうよ。
