塾で子どもたちを見てきて、ひとつはっきりしていることがあります。
入室のときに自分からあいさつできる子は、伸びる。
反対に、あいさつのない子は、なかなか続かないのです。
これは単なる礼儀の話ではありません。
あいさつとは、「今日もここで学ぶ」という気持ちの切り替えです。
自分から声を出せる子は、受け身ではなく、能動的に学ぼうとしています。
逆に、何も言わずに入ってくる子は、どこか“やらされている状態”のまま。
この差は、そのまま勉強への取り組み方に表れます。
そしてもう一つ。
あいさつは、先生との距離を一気に縮めます。
たった一言「こんにちは」があるだけで、
声をかけやすくなり、質問もしやすくなる。
反対に、最初の一言がないと、
ちょっとした声かけすら入りにくくなるのが現実です。
学びは、人と人とのやりとりの中で進んでいきます。
だからこそ、その入口である「あいさつ」は軽く見てはいけません。
ご家庭でも、ぜひ大切にしてほしいと思います。
出かけるときの「行ってきます」
帰ってきたときの「ただいま」
ほんの一言ですが、
自分の状態を切り替える大切なスイッチです。
このスイッチが入る子は、伸びます。
逆にここが曖昧なままだと、
勉強もどこか曖昧なまま進んでしまいます。
あいさつ。
小さなことですが、決して小さくはありません。

