この春、高校に進学する生徒から1冊のノートをいただいた。
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こちらからねだっていただいたものである。
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なぜなら、ここには受験に至るまでの詳細な記録が詰まっているからだ。
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1週間で見開き2ページ。
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右のページは、日々の学習の記録。
何を勉強したかの淡々とした記述のみ。
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左ページは、日々の学習をしていくなかで気づいたこと、思ったこと、自由に書く。
感情が散りばめられた起伏に富んだ内容になっている。
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歩実塾の在籍生は毎日これを書くことになっている(新中1はもうちょっと待ってね)が、この左ページをこれほどまでに埋め尽くす生徒はいないだろう。右ページを埋めるのはもちろんだが、左ページの活用に飛躍のカギはあると思うので、みんなの参考になればということで頂戴したわけだ。
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実際に、ノート、読んでみた。
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あまりの内容に震えた。
思わず泣きそうになった。
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そのくらい左のページはいいことも悪いことも包み隠さず書かれている。
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おそらく、左ページを書き綴ることで精神の安定も図れたのではないだろうか。
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このノート、もちろん入試当日まで書ききっている。
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入試の前の週には気持ちが相当揺らいでいるのが分かる。
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入試当日は、入試会場でこのノートを書いている。
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直前のまさに直前、いったい何を考えていたか?
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このノートにあるのは、そんなリアルな受験生の姿だ。
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これはまた、1冊のノートを費やした、脚色なしの詳細な合格体験記になっているとも言える。
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だれのノートとは公表はしないが、気になる子は覗いてみるといい。
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マジですごいから!
衝撃的な内容につきモザイクかけてます(笑)