川崎予備校廃業に思う

速報 川ヨビ消滅

いきなり川ヨビ在籍生の家庭にある知らせが届けられた。

弊社は創業以来皆様のご厚情を頂きまして営業を続けてまいりましたが、諸般の事情により廃業いたすこととなりました。年度の途中にこのような事態となり、大変申し訳なく、私共の力不足を伏してお詫び申し上げる次第です。
弊社廃業に伴い、川崎予備校の授業は、夏期講習最終日8月29日で終了となります。

ん?

何のこと?

頭を整理するのに時間がかかる。

要は、つぶれたということか?

青天の霹靂、なんとまあ、である。

よりによってこの時期に。

もう少し何とかならなかったのか。

それはともかく受験を控えた小学6年生、中学3年生にとってはとんでもない話である。

なぜこんな事態になってしまったのかについてはいくらでも思うところはあるが、今はおいておく。

この先、川ヨビ生はどうなってしまうのか。

事業の引き継ぎ、そしてそれは可能か

事業の引き継ぎについては文面にこうある。

9月からは株式会社早稲田アカデミーが事業を引き継いで下さり、在校生の皆様が今後もできる限り変わらない条件で受講していただけるよう協議を続けております。

なるほど。

中学受験も指導していて、高校受験については付属校を中心に私立高校に実績のあるところとなると、ここしかないのか。

話を高校受験、中学生に絞る。

川ヨビはSとAの基本2クラス体制。

早稲アカも特訓コースとレギュラーコースの2クラス体制。

その点も似ている。

しかし…。

表面的には近かろうが、内実・カルチャーは相当違うのではないか。

基本、大手は「裁量」を排除する。

均一化を図る。

そこにNOを突きつけ、「大手進学教室にはなりません」と謳ったのが川ヨビではなかったか。

そう。

川ヨビの指導はその担当教師が毎年独自に組み立てているもので、大まかな流れはあっても、こと細かなカリキュラムは存在しない。

そんな対極にあるところへの引き継ぎ、「在校生の皆様が今後もできる限り変わらない条件で受講」できるかどうかは、かなり怪しいと思わざるを得ない。特に担当が変わった場合は。塾は人であるから。

いまさらいちいち探すのが面倒だから紹介されたところでいいやというのもわかるが、やはりここはそれ以外のところの体験授業も受けたりして慎重に選んでいただきたい。
※体制もわからないまま、短い期間内で選択を迫るやり方を取っているようですが、合わないと思えばキャンセルすればいいのです。それすらできないとなれば、それはすでに悪徳××です。

公立上位コースはどうなる

このコースは2年前にできたものだ。

無理を言って開設してもらった。

その前の公立高校の入試結果が厳しいものであり、SA2クラス体制では限界があると思ったからである。

このコース設置によって、それまでなら途中入塾でついていけないといったことや授業内容が公立志望からすると帯に短し襷に長しといった状況は改善されたと思っている。

このコースにあたるものは現在の早稲アカにはないのだが、どうなるのだろうか。
※HPの受講コースイメージにはあるようだが、いまだ何もカリキュラムが決定していないし、そもそも設置校舎が限られている。これこそ力を入れていない証拠ではないか。

私立高校に実績のある塾が公立高校に弱いわけは、すでにブログに書いてある。(よろしかったらどうぞ。こちらです。

幸い、歩実塾はこの公立上位コースをより強化、発展させる形で6月から開校した。

高校入学後も通用する自学力を養成することを旨に普段から週5回、徹底指導している。

講習時期や定期試験前には12時間特訓を行ったりして、かつてあった川ヨビのカルチャーも存分に取り入れている。

「分かった」で立ち止まることなく、「できる」ようになるにはどうしたらいいか、それを日々考えさせながら、実力向上に努めている。

よければ、ぜひ門をたたいてほしいと思う。

中3に限らず、小4以上でで公立高校を視野に入れている場合も、もちろん歓迎します。

パート2→ここをクリック

追記:早慶附属コースも設けてあります。詳細は下のボタンからお問い合わせください。

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